小学六年・夏。
その頃私にはケンカ友達がいた。

周りからはリョウオモイとかラブラブ♪とか言われてたけど・・
私にはそんな感情一切持っていなかった。


ただ・・一緒にいると笑顔になって・・とても楽しかっただけ。

「さぁーて・・アイツからかいに行くか・・。」

「ちなっ!!」

今日もまたいつものケンカをふっかけにいこうとしたとき、私に声がかけられた。


木山ひかり。私の大切な親友だ。

「・・・中野さんが・・また中原にこくったって!!」

中原宏也。コイツが私のケンカ友達。
そして中野さん。この人は中原が好きで数回告っていたらしい。。

「・・・また??」

でも中野さんはことごとく振られ続けているわけで・・。
今回もそうだろうなぁ・・と思った。・・けど。


「中原・・OK出したらしい・・。」