診察室から出て


彼が座っていた椅子に、私も腰を降ろした。



「どうやった…?」



『はい。』



私は彼に、もらった写真を渡した。


すると、彼は笑顔で

「ホンマにお腹の中におるんやな…。」


そう、言った。