「まだまだ歌うで~~~ッ!!」
そう言いながらいっちゃんは
EXILEの〝Lovers Again〟
を入れた。
Lovers Again:EXILE
【ひとりでは
愛された記憶さえ
儚くて虚しいだけ
ふたりでは
想いあたためる意味
見つけられない
もう二度と
あんなに誰かの事
愛せない そう思ってた
でも今は
情熱が目を覚ます
予感がしてる―――…。】
胸が締め付けられた。
重なった。
私と。
2006.9.26
この日、
私は、自ら
〝死〟
を、選んだ―――――……。
2006年6月頃
私は付き合ってる人が居た。
歳は私の3つ上の
大学生だった。
付き合った期間は
約1ヶ月。
付き合ったと言えるのか。
それぐらい、短い期間。
でも、
付き合っていた。
別れた原因。
性的な不一致。
簡単に言えば
〝避妊〟
をしてくれなかった事が
別れた理由だった。
付き合って初めてのsexで
中出しをされた。
『なんでそんな事すんの?!』
私が聞いた。
「ごめんって!次から絶対ゴム付けとくから!!」
彼が答える。
納得いかない。
『もし、子供出来たらどうすんの??!!』
さらに聞く私。
「…俺がちゃんと責任もって養っていくよ。」
間が空いた事に
不信感を感じた。
『大学は?!』
「辞めて働くよ。」
口だけなら何とでも言える。
『でも、ちぃはまだまだやりたい事いっぱいあるし今、子供出来たら困る。』
子供は大好き。
子供が欲しくない訳ぢゃない。
でも、
子供の私に子供が出来た所で
育てていけるのか?
今はまだ早い。
私は、そう思っていた。
だからこそ、ちゃんと
〝避妊〟
はして欲しい。
「そうやな。ごめん。ホンマに次からはちゃんとするから。」
『……分かった。』
この頃の私は、
〝もし、
こうなったらどうしよう〟
そう考えはするけど
どこかで、やっぱり
【この話はただの例え話。】
そう、思っていた………。