歌い切った安心感で 私の心臓は心地よいリズムを奏でる。 思わず… 『はぁ~…。』 マイクを透して部屋全体に 私の溜め息が響き渡った… 「めっちゃスゴイな!喋ってる声と全然ちゃうやん!」 私の方を向いて いっちゃんは言った。 キラキラ光るその目で… 落ち着いたはずの私の心臓が またしても、大きく 飛び跳ねた…。