―――ドアを開けると、


「おかえり~!!」


いっちゃんが満面の笑顔で、私を迎え入れてくれた。



『…た、だいま…です。』



さっきまでの意気込みは私の中から一気に飛び出し…

行き場を無くしたかの様に私の頭の上ら辺で酸素たちと一緒に宙を漂っていた……………。




「はやく歌お~!!」


『…う、うん!』


ドク.ドク.ドク.ドク………



――…はぁ~~…。