―ピッ!
と電話の切れる音にハッとし、同時に今までに無い程の〝緊張感〟が私を襲った――…。
―バタンッ!
と車のドアを閉め、そいつはコンビニに入って来た。(そいつのツレと。)
迷彩のパンツにジャケット。
ちょっと低めの身長。
髪の毛は明るめのブラウンに
無造作にながしている。
そこからチラッと見えた
そいつの目は
大きくて
私は
その目に吸い込まれた。
――――ヤバッ…!!
何故か反射的に私は雑誌に目を落とし、黙々と並んでいる活字を目で追った。
―すると、そいつは私の方に近付いてきた!!
(あくまでも、目は雑誌にやり、後の神経全部はそいつを感じ取っていた。)
そいつが私のすぐ横に―――…
――来る…ッ!!!
――――――――――――!!!!
―――――――――……
―――…あれッ…??