病院に着くと同時に

私の携帯が鳴った。





ディスプレイを見ると


〝新着メール1件〟の文字。




開いて見ると、



彼からだった。









題名:FW:FW:FW:FW
――――――――――――…
そうか。


俺、忙しいから


終わったら連絡して。
…――――――――――――














ほんのちょっとだけ。





期待してた。















もう、

怒りはない。



涙なんか


流れない。









私は、私の携帯から



〝彼〟を



〝消去〟した―――――…