もう亜由美に何言ってもダメだ。


「わかった。お邪魔するね!」


明日はちょうど土曜日だし、たまたま練習休みだし、ラッキー♪


達と遊びに行くのも久しぶりかも。


達に報告しなきゃっ。


「紅〜……顔にやけてるよ?なーに考えてたのかなー?あっ、誰?の間違いかぁ」


……またキタ、この小悪魔顔。

亜由美は美人だからこの顔超可愛いけど!あたしにはただの悪魔にしか見えない……


亜由美は鋭いんだよね、あたしには!しかも達絡みの時だけだよ!?


「……何にも考えてないよっ」


「あっそ〜お?」


亜由美ったら〜!


明日になればデレデレしてるに決まってる!あたしは羨ましいけど!


……でもまぁ、やっぱ羨ましい。


男一人で、性格も態度も変わるもんなんだね。


なんか驚くってより凄い!


お互い一途だね!


なんか疲れた〜。



キーンコーンカーンコーン


「嘘っ!もう終わっちゃった〜。あんまりお弁当たべれなかったし……最悪〜」


「余計なことばっかり喋ってるからだよ〜」


さっきの仕返し!


嫌味たーっぷり!