人間より遥かに生きるドラゴンは、この100と16年間というもの、ずっと眠り姫を見守り続けてきました。



姫が楽しそうに遊ぶ姿も、

嬉しそうに夢の話をする姿も、


…目を覚まさない間も。



そんな長い間、眠り姫だけを見続けてきたドラゴンはいつしか、



眠り姫を、誰も助けに来なければいいと思いました。