巧みながらも淡白な 濃淡のみの水墨画 一度限りのこの人生 駆ける様は矢の如く どうせ終には枯れゆくものと 一興ついでと意を決す 駆けるは一閃 射ぬくは彼(カ)の胸 飛んで散るは赤い華 生々しくも活き活きと 乱り淫れて赤い華 世の道 夜の道滲ませる 粗雑ながらも艶やかな 色彩豊かな水彩画