新しい制服に身を包み
キッチンで朝食を用意している母親の元へ足を運ぶ。
「母さん!これ可愛くない?私結構いけてんじゃん!?」
「あら、ほんと。可愛いわよ」
うふふっと笑った母さん。
私は椅子に腰掛け、料理を口に運ぶ。
いつもより時間があるせいか、かなりのんびり食べていたとき。
――――ピーンポーン
家のチャイムがなり、自然的に時計に目をやった。
「ゲッ!やばッ!時間がぁぁぁぁ!」
とりあえず、玄関に出た私は、瑞穂と直哉、そして輝樹を家の中にいれた。
「悪い!もうちょい待っててぇ」
「たく、はやくしてよ、彩ッペ!」
「悪い、悪い、瑞穂!メッチャのんびり飯食ってた!」