「・・・・・・・私ね、
両親の記憶がないの。
生まれてからの記憶だけ。

物心ついたときには
施設にいたの。

だから私、、、
施設の先生に教わるまで、
先生が私のお母さんだって本気で
思ってたんだ。

すぐに理解したけど。


・・・・着いたね。」

エレベーターを降りても
私の感情は止まらなくて。

なら、このまま全部
真希に聞いてほしいなって
思ったけど、迷惑かな?