それから1週間が過ぎた…
いつものように、悠智には先に行っててもらい、私は後から登校した。
私が学校に着き靴を履き替えていると、悠智がきた。
私は『あっ悠ちゃんおはよう。じゃあ私先に行くね!』と言い悠智の横を過ぎようとしたとき、悠智に腕を捕まれた。
『ちょっと…悠ちゃん離して…私急いでるの。』
「お前…避けてるよなぁ…」
『えっ!?』
「お前この間から避けてるよなぁ俺のこと!!!!」
『避けてないよ…ただちょっと忙しくて…』
「お前、俺になんか隠してるだろ。言えよ。」
『隠してない…何も隠してなんかいない!!』
「許さないからな…俺から離れるなんて絶対許さないからな!!!」
『なっ…なんで悠ちゃんにそんなこと言われなきゃいけないわけ??私の勝手じゃん!!』
「お前…私立受験すんだろ。」
『!?なんで知って…隆君が言ったんだね』
「あぁ…」
『まぁ悠ちゃんの頭じゃ行けるわけないよ。だから別に知られたってもういいよ…』
「確かに難しいだろうな」
そう言って悠智は教室に入って行った…