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「聞いてんのか?ケイゴ!」

「だから〜エレベーター故障したから、遅刻したたって言ってんじゃないすか。店長!」

また、うぜぇのがはじった。


「週末は忙しいんだ!
いくら高校生でも、遅刻は許さんぞ!」


エレベーターの故障で、ねぇちゃんと一発やれてよかったけど、そのかわり、うざい説教を喰らってる。


ここのカラオケの店長は、やけに時間に厳しくて、ぶっちゃけよく、半年バイトが出来てる自体奇跡だと思う。


「わかったなら行け。」

「ヘィ〜」

事務所を出ると、同じ高校で、しかもバイト先が同じと言う、高尾がニヤつきながら、トレンチを投げ渡してきた。


「お疲れ〜また、゛やって″遅れたのか?」

「ちげぇ〜よ。事のついでだよ。」


「本当、見境ないよなぁ」

「うるせぇな」

「ケイゴ、ツラいいからって遊びすぎると、いつか狙撃されちゃうよ?」

「誰にだよ…」


「…しらねぇ〜」

ったく…高尾言いたい放題だよなぁ。