「泣くなよ
俺なら大丈夫だから」



泣き止まない私の手を、みのるが引っ張る。


「…………?」



連れてかれたのは、
みのるの病室。
いつもはみのるが私の病室に遊びにくるから、はいった事はなかった。
隣なのに。