悲しみに支配されて
喜びの受容体が
酔っ払ってる
がんじからめの心は
はるか
凍てついた傷口が
疼くのをやめない
いくつもの柔らかい弾丸を浴びて
胸が痛む
悲しみに胸が捻れて
微かな期待に
一生を捧げる
痛むこの胸が
奇声をあげて
ただひた走る
この迷いは
どんな調べに
福音にたどり着くまでのあがないの喚きを
崩れ落ちた夢に匿う
濃い闇も明ける
倒れても土を抱く
未知なる感覚は
この胸の傷を修復するのか深くするのか
決められない