唸る緑が
憧憬を連れてくる
錆びた鎖を握り締め
半ばまでの浮遊を繰り返したあの日
老いていくことなど
まるで知らず
永きの幼さにただ立ち尽くし
揺りかごから世界をみていた
無垢なる魔性を前に
悪魔は逃げて行った
その正体を
自ら追い掛けた日々
観念したのは
振り返ったその姿に
自分の顔を見た時
繰り返した懺悔など
救いにならない
過ちは
この存在そのものに
そんな矛盾が60億を超える地で
何を安らぎにすれば