そんな抽象
くだらないと笑えた昨日の私を平手で打つ
出会いが人を変えるなら
私は籠る無知から逃げ出したい
広い空をこの狭い足底で
蹴りとばす愉快
そんな可笑しさ
はにかむだけで私は快楽を嫌悪し
人間じゃなかった
神に近い気高さを
己に課して
不完全を嘆く一人芝居
そんな純粋
不可能だった