愉快でたまらない
この嵐が
何もかもを無意味にするのに
私はあえて座ったまま
この夢が折れてしまうのを見届ける
まるで知る筈のない
窓枠の中に
入っていく感覚
私は肖像
石膏が
この顔を動かし
笑うことを
許さない