2003年の夏に私たちは結ばれた。


その時あなたは高校1年生で、私は中学3年生。
あなたの誕生日は3月30日で、私は4月3日。
4日間しか違わない。


親同士が友達ということもあって、産まれた頃からずっと一緒だった。

でも、その先に待っていたのは学年という枠組み。
その枠組みに縛られて過ごしてきた。

それでも幸せだった。
いつも側にいてくれたから。



あなたからのたった一つの言葉

『好きなんだ・・・』

これを聞いた時には涙があふれた。
私もずっと好きだったから・・・



当たり前の毎日に溺れて、
この幸せがなくなってしまうかもしれないなんて思ったこともなかった。






ねえ、浩斗…
どうして私のことを怒らなかったの?
どうして私のことを許してくれたの?

私は今でも後悔してる。
裏切ってしまったこと。

それでも側にいてくれるのなら、この先、私はあなたを愛し続けます。