「だって、本棚を漁るなって言ったけど、机は駄目って言ってないもん」




「そうだけど、とにかく離れろーーー!!」





神子の腕を引っ張っても、ビクともしない




こいつの異様なまでの執着心




絶対、可笑しい




いつもなら、途中で飽きて、自分の部屋に戻るのに…




何かまたあったのか?






「もういいもん!!」




ずっと腕を引っ張ってたら、いきなり神子が怒り出した





「翔吾のばーか!ばーか!!」




バンッ




そう言って、思いっきりドアを閉めた




こ、子供か?あいつは…