時間は流れ、俺たちの番になった





「もしお化けとか出たら、片桐が守ってね♪」




神子がうそ臭い笑顔を俺に向けた




もうこのときからすでに余裕がなかった俺は答えることは出来なかった





肝試しが行われた場所は学校の裏のお墓




てか、よく墓の近くに学校建てるよな…




「さっさっ、片桐先に行け」




おばけがあまり苦手ではないのか、神子は余裕な顔で俺の背中を押す





まぁ、あの後かなり怖くて俺が神子の腕にしがみつきながら震えてたことは今でもよーく覚えてるよ





特にあの時の神子の笑顔が不気味だった…




本人の前じゃ言えないけど…