「でも、幼稚園生以上は大丈夫ってことだから、翔吾大丈夫だよね?」




いやいや、無理だから



絶対無理だから!!




俺が首を横に振っても、神子は見て見ぬ振り



野郎…




「じゃあ、レッツゴー」




えぇぇぇぇ!?




そう言って、俺の腕をグイグイと引っ張りながら、前に進んで行った








随分歩いたけど、何も出てこない




ただ薄暗くて不気味なだけ




よ、よかったー…出来ればこのまま終わって…




「あっ」



神子がいきなり声をあげた




いきなりすぎてビクッとしたけれど、神子の指の先には大きな鏡




なんだ、鏡かよ…