何年か経って
傷はなくなりました。
名前の跡もありません。


しかし、
二人は幸せでした。

なぜなら
二人の心に誓ったからです。


見えない証‥

傷跡はありません。


でも二人には
信じたい気持ちと
信じさせたい気持ちが
ありました。


見えない証だからこそ
大切にしていこうと
誓いました。


そして、
二人は幸せな家庭を築き
素敵な老後を過ごしました。


目に見える証はないけれど
とても愛し合っていました。

幸せでした。