雄輔は私が泣き止むまでずっと、何も言わず頭を撫でてくれた。













しばらくして、落ち着いた私は



「…どうしてここに…?」




と、雄輔に聞いた。









雄輔は


「ナツの事を家まで送ってって、帰り道に道路でサンダル見つけたんだ。
それが、愛の家の玄関にいつも置いてあるやつと同じだったから…
もしかしたら、愛に何かあったのかって思って…この辺探してたんだ。」





と、答えた。








雄輔はそう言うと、私の事を抱き上げ車に乗せてくれた。