雄輔に聞かれると思ってなかったから少しびっくりしたけど、平然を装って
「知りたい!?」
と、雄輔の真似をしてみたら
「うん、知りたい。」
と雄輔も私の真似をして、真剣な眼差しでそう答えた。
自分の顔が熱くなるのがわかった。
私は雄輔と目をあわせないようにして、
「居るよ…」
と、答えた。
「愛の彼氏、ずいぶん物好きな奴だな!まっ、恋愛と勉強の両立は大変だろうけど
頑張れよっ!」
そう言われると、私はなんだかすごく、寂しいような悲しいような、味わったことのないような気持ちになっていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…