お母さんが作ってくれた焼きうどんを食べてから、私は部屋に入った。 雄輔のあの時の顔が瞼に焼き付いて離れない。 あの、夢を語った時のいきいきとした笑顔。 私は初めて、夢がある人はあんなにも、輝いてみえるものなのだと知った。 そして、私もあんなふうに笑ってみたい。 と、思っていた。