「じゃあ、俺帰るな。次の授業の時はちゃんと家にいるんだぞ!」
雄輔はそう言うと立ち上がった。
私も立ち上がり、
「はいはい」
と言うと、
「じゃあ、またな!」
と言って家の敷地内に止めてあった車に向かって歩きだした。
「…ねえ!」
私は雄輔を呼び止めた。
「これ、あげる!ご飯食べてないでしょ?今日のお詫び…。」
私はコンビニで買った弁当とコーラの袋を雄輔に渡した
ここまで言うとなんだか恥ずかしくなってきて、
「じゃっ!」
と言って家に急いで入った。
玄関越しに
「ありがとな!」
と言う声が聞こえ、少したって車が出ていく音がした。