携帯をみるとお母さんからの着信が何件も入っていた。
時計を見ると8時を指していた。
それからたつやに家の近くのコンビニまで送ってもらい、バイバイした。
少し立ち読みでもするかな…。
そう思い、コンビニで一時間ほど暇潰しをして
コンビニ弁当とコーラを買って店から出た。
少し歩くと家が見えてきた。
…ん?
門の前に誰かが立っている。
その人影も私に気付いたようだ。
「あんた誰?家になんか用?」
私は強気にこう言ってみた。
「いやっ、家に用っていうか
キミに用があるんだよね!
河野愛ちゃん。」
暗くてよく顔が見えない…、
「あんた、誰?」
「俺は相田雄輔、キミの家庭教師だよ。」