「クロウラ ~無限軌道~」

軋む音はギシギシと
油(オイル)が足りないわけじゃねぇ

刻む轍(わだち)はどこまでも
どこから来たのか憶えちゃいねぇ


どんな場所でも大地があれば
俺の行く道 なくなりゃしねぇ

地面が硬けりゃ 力一杯踏み込みゃいい
ぬかるむ地面は もがきゃいい

あがき あがいて 一回り

心に刻め 無限のクロウラ
身体で覚えろ 行くべき道を


切れたキャタピラ 繋ぎゃいい
切れたらそこで 繋ぎゃいい


とにかく前に進むのさ
言い訳なんざ 聞きたかねぇよ
言い訳なんざ 言いやしねぇよ

回せば前に進むはず
回せば何かが見えるはず

どんな道も
どんな景色も
進まにゃ見えてこねぇじゃねぇか



俺はクロウラ 回るだけ
俺のクロウラ 回すだけ



どこ向く風も 決めぬまま
鳥のさえずり 唄にして



陽気な俺と無限のクロウラ