ウソでしょ?
なんか言ってよ。
『祐斗?』
どうしたの?
言ってくれなきゃわかんない。
しばらく沈黙が続いたあと祐斗は重い口を開いた。
『桜、しばらく教師と生徒でいよ。』
なんで急にそんなこと言い出すの?
もしかして昨日真美先生になんかいわれた?
『昨日なんかあったの?』
『ぅうん、何にもない。』
『俺が、バレるのがちょっと恐くなっただけ』
『卒業まであと半年我慢してくれないか?』
『必ず迎えに来るから!!』
そういって祐斗は、あたしを抱きしめた。
『わかった。』
あたしが半年我慢すればいいんだよね。
やっぱり祐斗は教師だから…
教師と生徒は結ばれちゃダメなんだ。
でも半年すればあたしは祐斗の生徒じゃなくなる。
『大丈夫だよ。半年なんてあっという間だもん。』
そういって今日で祐斗と別れた。
桜は納得してくれた。
でも俺は、
車の中で泣けた。
男が泣くなんてみっともないな。
でも運転してても涙で前が見えない。
あと半年だ。
あと半年我慢すれば桜を迎えに行ける。
教室でも会えるもんな。
自分に言い聞かせるのに必死だった。
これからもっと桜を傷つけてしまうことも知らずに。
真美先生との付き合いが始まった。
愛のない付き合いが…
それでも真美先生は楽しそうにしてる。
俺としては苦痛だった。
真美先生は学校でもくっついてくることが多くなった。
勘弁してくれ
俺は、おまえを愛してはいない。
でも写メを消すまでは機嫌を損ねないように努力した。
『真美、今日学校帰りドライブ行くか?』
そういって俺は、真美先生を誘った。
真美先生と付き合いだして半月
俺は何してんだか?
車の中ではとても楽しくしてる真美。
俺の助手席はお前じゃなく桜を乗せたいといってやりたいのだがいえない自分に腹が立つ。
『真美、もうそろそろホテルいこ。』
俺は真美をホテルに誘った。
真美は、恥ずかしそうにうなずいた。
山奥にネオンが輝くラブホテル。
俺は、車を走らせた。
そして、部屋に入り
『俺、後でシャワー浴びるから真美先に浴びて来いよ』
そういって真美を風呂場へ
今だ。
今しかチャンスがない。
真美のかばんの中から携帯を探す。
あった!!
これで真美とはサヨナラだ。
ダッー
ヤラレタ。
lockされてるし…
あいつの考えそうな暗証番号は?
ダメだ。
わかんねー