『えっへん!!』


裕太は軽く咳ばらいをし


『それでは、お二人並んで』


椅子の上に立ち上がりメニュー表を広げて


『新郎、麻生祐斗。あなたはやめる時も健やかなる時も愛を持って新婦を支えることを誓いますか?』


『はい。』


『新婦、兵藤桜。あなたはやめる時も健やかなる時も愛を持って新郎を支えることを誓いますか?』


『はい。』


牧師になりきってる裕太。


『では、指輪の交換をお願いします。』


そして、あたしは裕太がクリスマスに届けてくれた指輪を祐斗の左の薬指にはめた。


祐斗は、少し照れながらあたしの薬指にはめてくれた。