麻生ちゃんはゆっくり語りだした。


6月ごろから付き合いだし今は理由があって離れてるけど卒業したらまた付き合うと。


麻生ちゃんに頼まれた。


『今は俺はそばにいてやれない。』


『お前たちだけが頼りだ。』


『あいつの事頼んだぞ!!』


そういって目を潤ませていた。


『桜にはいわないのかよ?』


『あいつの事だから私のせいでって悩むだけだ。』


『俺はあいつを必ず迎えに行く。』


『それまで頼んだ。』


そういいながら麻生ちゃんは俺たちに頭を下げた。