『ピンポ~ン♪』


『ハイ。』


『桜、メリークリスマス!!』


目の前にいたのは裕太だった。 


『あれ、クリスマス会は?』


『早めに終わった。』


『あれ、お前また泣いてたのか?』


慌てて顔を拭いた。


『泣いてないよ。』


『ウソつけ。目真赤だぞ。』


そういって裕太があたしを抱きしめた。