『先生は彼女いるの?』


優花はとても楽しそうに先生に問いかける。



先生も嫌な顔せず


『俺、今まで彼女っていう彼女いないんだ。』


『どうして?』


『俺の事よく知らないくせにみんな寄ってきて俺が本気で好きになった時はみんなどっかいっちゃてるんだよな』


『ただ背が高いとか保健の先生してるとかだけで寄ってきて…』


先生はどこか寂しげな表情をしてた。


『そんなことないよ。優花ホントに先生のこと好きだよ。』


優花は嬉しそうに先生に告ってるし…


『ありがと。さあもう教室戻りなさい。』


そういいながら先生は笑顔であたしたちを教室に送り出した。