2回目の一緒に食べるランチ。
楽しくすぎていく。
食べ終って、そうだ!って思い出した高島君は、アルバムを持って私の横に座る。
―ドキドキ
急に高島君が近くに来て、胸が高鳴る。
だってホントに近い。
ちょっと手を動かしただけで、腕が当る。
私のドキドキまで聞こえちゃいそうだ。
私は気付かれないように、必死に平然を演じる。
けど喋ってる声も、アルバムのページをめくるテモ微妙に震えてる。
「あ!俺、発見!」
そう言って高島君の指差す写真を見る。
私の知っている小学生の時の高島君より、ちょっと大人びた6年生の高島君がいた。
「うわぁカワイイねぇ高島君。」
私が思わずそう言うと
高島くんはがっかりしながら
「カワイイって女の子じゃないんだから…。」
「小学生の頃だもん。可愛くてナンボだよ。」
落込む高島くんに、そう言ったら、"ナンボ"に受けて、そうだねって笑ってた。