正直、なぉには話づらかった。
買い物に行った日に、聞いた事もある。
でも、なぉはあんなに落込んでいたのに
私の話を聞いて、自分の事の様に喜んでくれる。
なぉに無理させてるんじゃないかと
不安になる。
だから、自分から高島君の話題を出すのは避けていた。
「私は大丈夫だから。
ちゃんと報告してよね?」
私の気持ちを察したのか、なぉに言われた。
とまどった私になぉは
「宮田君の事吹っ切れたって言ったら嘘になるし、まだ好きだけど、ある程度気持ちの整理は着いたから。
実莉は遠慮しないでよ。
そっちの方が、キツいし!」
そう言って、笑う。
「…うん。
そうだね。わかった!」
私も笑って答える。
確かに、周りに気にされてる方が辛いよね。
私がなぉの立場でも、気にして話振って貰えなかったら
更に落込むかも。
なぉの為って思って話さなかったたけど、
私の勝手な思い込みで余計にストレスだったんだね。
そう感じて、反省した。