高島君も私達に気がついて、手を振る。


更に私のドキドキは早くなる。



そんな私を見て、

なぉと由香が



「いってらっしゃい!」



って、背中を押す。


どんどんこっちへ近付いて来ている高島君に、由香は



「実莉をたのんだ!」



って叫んで手を振る。
高島君も



「おぅ!」



ってにっこり笑って返すのが見えた。




頬が熱い…。
きっと私の顔はもぅ赤くなってる。



「じゃあ私達行くね。」



2人は高島君が来ている方向と逆を向いて歩き出す。



「うん。ホントありがとう。」



私はもう1度2人にお礼を言って笑顔で見送った。