別れて暫くの間は
高島君がつけていた



あの香水の香りが



私の鼻を霞める度



周りにもしかして高島君が居るんじゃないかって



無意識に辺りを探してた。





別れた次の日、なぉに話したら、涙ぐむ私よりも泣いて一緒に悲しんでくれた。



「イイ彼氏作って見返そうね!」



なんて意気込んでた。



その時は暫くムリとか思ってたけど…



私は意外に吹っ切れるのが早くて

暫くしてイッコ上の先輩と付き合う事になったし

高島君も2年生の夏休み前には、新入生のスラッとした美人系の女の子と付き合ってた。


1年生のその子からやたら視線を感じてたから、直ぐにこの子だって分った。



って言うより、今カノも前カノもスラッとした美人系なのに、なんで私だったのかな…?



私は正反対なタイプなのに?



って思ったりしたよ。
新カノを見て…。






思い出すと全てが懐かしい。