電話を切って暫くの間、放心状態だった。



『バイバイ…。』



電話を切る前、最後に高島君が言った一言が
声が頭に焼き付いてる。



終わっちゃった…。



私の恋…。



あの甘い優しい声も



抱き締めてくれた力強い腕も


あったかい温もりも…



もぅ私のじゃ無い。



彼氏じゃない…。



そう思ったらまた涙が、どんどん溢れて



独りで、



声をあげて泣いた…。