「待って!!
私、先に入るから!!!」



そう言って、弟が着替えを取りに行った隙にバスタオルだけ持ってお風呂に入った。




ガーっと全身を洗って、湯船に漬かる。


お気に入りのバスボムをいれると、お湯からイイ香りが立ち上ぼる…。


シュワシュワっと、どんどん溶けていくボムのキレイなロイヤルブルーがお湯に広がっていく。


瞳を閉じて香りを楽しむ。


だんだん癒されて、温まる私の心。


でも目を開けるとボムが溶けきってバスタブの底が見えずらい…。


今の私みたい…。




この先高島君とどうなるかな?


また前みたいに、いつでもウキウキして過したいな。


このまま、こんな気持ちで毎日を過ごすのは嫌だよ。


切ないよ…


こんなに


頭から離れない程




想ってるのに…。