想い詰めて数時間。
ベットに入って、数十分。
浮かんで来るのは、バスケをしてる高島君の姿…。
あ~!もぅムリ!
逢いたいよ…。
声、聞きたいよ……。
絶え切れなくなって電話をかけてみる。
プルルルル…
『はい?』
「……!」
『実莉?』
「あっゴメン…。
1コールで出て、びっくりしちゃった。」
へへって笑いながら私が言う。
『あぁ…メール友達としてたから…。』
「メール中かぁ…。
ゴメンねっ!
じゃあ切るねっ。
オヤスミ☆」
そう言う高島君の声は、ちょっと疲れてる様でだるそうに聞えて、私はわざと明るくオヤスミを言った。
『って、ちょっと待って。
何か用あったんじゃないのか?』
「ううん。
いいの!
何でもないから。」
『……。
わかった。
悪いな、オヤスミ。』
高島君は私の言う事に、怖い位淡々と答えた。