「明日だね、スポーツ大会。
高島君はバスケでしょ?
実莉見に行く?」


「うん♪
行くよ!
なぉはどうする?行く?
宮田君もバスケなんでしょ?」


「うん…。」



部活の帰り道。


2月に入ったばかりの冷えきった寒空の下、駅組はブルブル寒がりながらいつもの集団下校中。


なぉは相変らず宮田君と進展が無いまま、友達だ。



「実莉と一緒に見に行けば、別にそんなに意識しなくていいじゃん。」



横を歩いていた希美が話に入って来る。

希美と言えば、先週彼氏が出来た。

地元の中学の同級生。

写真で見たけど、スラッとしてバレー部の中でも背の高い希美より背の高いイケメンだった。

まさにお似合い☆
並んでる写ってる中学時代の写真は2人ともモデルみたいだった。



「希美は、どうなのょ!
ラブラブ~?」


「ラブラブ~☆」


「いうよね~!!」



なぉの質問に、迷う事なくニンマリのろける希美に
私となぉはすかさずツッコミ。


お互いに長い間思い合ってたみたいだから、結ばれて凄く幸せそう。