高島君の腕も、力が入って間が1ミリも無い位に私を引き寄せる。



「実莉に再会出来て良かった。
…好きだよ。」



「私も好きだよ。
ありがとう、これから宜しくお願いします☆」



私は高島君の言葉に少し体を放して、目を見て答える。



…………。



暫く見詰め合って、だんだん高島君の顔が近くなる。


私も目を閉じると、すぐに高島君の唇の感触が私の唇に伝わって合わさる。


優しくて長いキス。


背中と頭をしっかり抱き寄せられて、私もしっかりと高島君の首に腕を回す。


キスはだんだん激しくなって、高島君の熱を帯びた舌が私の舌と絡み合う。


最初は戸惑ったけど、どう受け入れたら良いか知っていたかのように私もキスをしていた。



キスって気持ちい…。



全身とろけそうなキスを受けながら、頭の片隅でそう思った。