私の顔を見て高島君は、少し心配そうに聞く。



「だいぶ良くなったみたいだな。
顔まだ赤いけど、まだ熱あんのか?」


「え?熱はもぅないょ?」


「ホントかぁ?
ムリすんなよ?」


「うん!」



私そんなに赤いかな?

興奮し過ぎかも…☆


だって嬉しいんだもん!




駐輪場まで自転車を取りに行って、並んで歩きだす。



やっぱりいいな。


この感じ。


何気なく私に合せてくれてる歩幅もこの身長さも、この間合いも…。



全部が心地よい。



たった一ヶ月だけど、色んな高島君を見れた気がする。



そして自分でもびっくりするくらいのスピードで、好きになった。



私と高島君の間にある物全てが好き。



高島君が大好きだよ…。



思うなって言われても、毎日思っちゃうくらい



大好きだよ。



高島君が。