先生も私の顔の青さにびっくりしている。
額に手をあてて、またびっくり。
パタパタと部屋をでて行きながらなぉに釘をさす。



「あらあら、まぁ!
とりあえず熱測って。
私氷とか用意して来るから。あと、付き添いのあなたはもぅ始まるから教室戻りなさい。」


「はぁ~い。
それじゃぁまた昼休みに来るね。
ちゃんと寝るんだよ?」



なぉもそう言いって、保健室から出て行く。



なぉがドアを閉めようとした時、その手を止めた。
何か言われてる。



「ううん。
…実莉。」



なぉが誰かの問い掛けに答えてる。


誰?


ドアの向こうから高島君が顔をのぞかせた。



!!



「どうした実莉?」



私は思わず、目をそらす。


高島君が保健室に入って、着てみんなと同じ様に額に手を当てる。


なぉに助けを求めて見たけど、バイバイと手を振ってドアを閉めて行ってしまった。


先生もまだ帰ってこないし。