その日
結局部活中も、ついイッちゃってて
イマイチだった。
帰り道、電車組は揃って
駅まで歩き出す。
すっかり冷たくなった風が、私達の間を吹き抜けていく。
自然となぉと並んで、
喋りながら歩いていると
宮田君と高島君の話しになっていた。
「今日宮田君と、ますますいい感じだったね。」
私が言うと
「そうかな?」
なぉは、嬉しそうにとぼける。
「そうだよ。
だって、昼休みアイコンタクトしてたもん。
なんか、2人の間が少しづつ深まってる感あったし。
前喋ってるの見た時は
もっとよそよそしい感じだったのに。
告っちゃっても付き合えそうだよねぇ。」
「ふふっ。
あのね私、中学校の時付き合った人がいて…。」
えっ?
初耳!
「そうなの?
知らなかったぁ☆
いぃなぁ~。」
みんな結構中学で、
そうゆうのあったんだなぁ。
私は付き合ったりした事ないから、彼氏がいるって事自体に憧れてるのに。
なぉが続けて話す。