「実莉どうしたの?
顔色悪いよ???」
HRが終って私を見るなりなぉが慌てて言う。
「何かそう言われて見れば、クラクラするかも…。」
ボーってしながら言う私のオデコに、なぉが手を当てて自分の体温と比べてる。
「ヤダ!実莉熱あるんじゃない!?
保健室一緒に行ってあげるから行こ?」
「へぇ?
大丈夫だよ。
暴れないし…。」
正直動くのが面倒だった。
4階の教室から1階まで下りて、連絡通路を通って管理棟にある保健室に行くのは。
「具合悪い時はちゃんと休まなきゃダメだよ。
もぅ~。」
なぉはそう言いながら渋る私を引っ張って、保健室に連行した。