「あっうん。
知ってるよ。
バレー部の由香と同じクラスだよね。」


「うん。」



英美ちゃんがちょっと戸惑いながら答える。


………。


沈黙。

微妙な空間が流れる。



「ただそれだけなの。
本当にごめんね!
じっじゃあ行こっか英美っ!」



サチが英美ちゃんの腕に腕を回して引っ張る。



「じゃあまたね。
突然ごめんね。」



英美ちゃんは、それだけ言うと私に背を向けてサチと歩いて行った。




一体なんだったんだろう?


2人を見送って、これまた不思議そうに見ていたなぉの所に戻った。