「じゃぁもしまた聞かれたら、付き合ってるって言っといていいんだねぇ。
実莉ちゃんお幸せに♪」



2人はそう言って、暫く話したあとすっきりしたのか、上機嫌で元いた席に戻って行った。



「終業式と今日だけなのに、やっぱり下の階の情報網はスゴイね。」


「さすがと言えば、さすがだよね。」



腕組みしたなぉが、半ば関心顔で頷きながら言うと由香も頷いてる。



「大丈夫、実莉?」


「あっえっと、うん何でもない!」



思わず、ボーっとしていた私をなぉが心配そうにのぞき込んでいて、ちょっとびっくりな私は慌てて言う。